ハスラー!

なんかグッときますねぇ。

税制上でも話題の「軽」。スズキの会長が「貧乏人の車」と言ったりしてますが全然腹立ちません。実際、地方民にとっては下駄です。宮崎に帰れば実家のフィットにも乗りますが、家族と一緒に行動しない場合には自分専用の軽がほしいのであります。

地方に住んだことのない人は「だって電車もバスもあるんでしょ」とか「近所のスーパーは歩けばいいじゃない」って言っちゃう人もいたりしますが、電車は最近2時間に1本だったり、近所のスーパーって言っても結構離れてるし、現実的ではありません。自転車があればまぁなんとかなりますが、夜は真っ暗ですしね。帰り道に切れ目なく街灯があるわけじゃない。

ってことで、2台目、3台目に軽自動車ってのは珍しくなく。ただ、ここ数年の新型車っていうと、ワゴンRだったり、MOCOだったり、女性というかママ用の車が中心。戦略としては至極当然だけれど、でも昼間の町を見まわしてみると、1台目の7人乗りのワンボックスを乗り回すのは送り迎えをするお母さん、お父さんは自分用の軽ってパターンも結構見かけます。

となると軽自動車は下駄であると同時に「自分のクルマ」。普通車を小さくしただけの軽では面白くないし、軽カスタムのスポーツ仕様なんてのもあるけど「そうじゃないんだよなぁ」って人は多いような気も。スズキの中ならジムニーが個性的だけれど、パワーがある分燃費がよくないので選びにくい。今回のハスラーみたいに、燃費も良く、見た目も個性的なクルマは売れそうな気もします。

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税金問題も、ずっと7200円据え置きという訳にはいかないかなと思います。地方においては下駄的要素が強いので所有する側としても税金が上がるのはどうかと思うし、何より軽自動車メーカーも、税金以外に登録車との差別化が難しくなっていて、負担が変わらないならみんな普通車に移行しちゃうんじゃないかという危機感もある。

でも、差別化できていないくらいなので、なぜ税制上軽が優遇されているのかという説明がつかなくなっている気もするので、今後は、重量がどのくらいなのか(道路にどのくらい負荷がかかるのか)、環境負荷・燃費基準とかに移行していくしかないのかなという気もします。

普通車のハイブリッドと低燃費な軽ガソリン車と、うまく線引きができるのかはわかりませんが…。
燃費がいいだけじゃない、個性的なクルマがバブル期以来に盛り上がるかどうか…は税制次第ですかねぇ。

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