ストレス時代の漢方処方

結構漢方好き、というか東洋医学が性に合う。最近、胃腸の調子が悪く。それってだいたい、月末や〆切りという「末日」に対する不安感ではあります。あー、6月がおわっちゃうん。ということで、胃が重苦しげ。

 

呑む前に・・・もとい「食べる前に飲む」大正漢方胃腸薬派なのですが、これってのは「安中散」ベース。胃痛や胃酸過多向け。いまの症状は、胃痛はあまりないし、胃酸過多の雰囲気も少ない。

 

たぶん、症状にあってない・・・。と思っていたら、タケダのストレージという商品が。「ストレスによる胃腸症状に合わせた処方」ってことで、これは!と注目していたんですが、スコーンと忘れて、昨日思い出したので、買ってみた。

 

ウェブサイトが「NEWS ストレージ」というニュース番組のような構成。キャスターがちゃんとしゃべる。キャスターは「♪ゼロ〜」のひと。

 

左上の時刻表示は現在時刻だし、CMも入る。ヘッドラインだけを読み上げるという形なので、その先はテキストページなのだけど、まぁそれは仕方ない。

ストレージには3タイプ。ストレージIは安中散なので、大正漢方胃腸薬と同じ。で、ストレージGは半夏瀉心湯で、胃から腸へ影響が出ちゃうタイプ向け。先々週ちょっとそんな感じでしたが、今はちょっと違う。

腹が減るのに、どうも食欲がないというか、胸にもやもやが。たぶんそれはタイプH。半夏厚朴湯で、気滞という"気"の巡りが悪い状態に効果があるらしい。

時々鍼灸院に行くと、胃のあたりに気がもやもやと滞りやすいようなので、ちょいと試してみようと思います。あまりにつづくようなら、病院で相談だ。

まぁ、末日が過ぎて7月1日になったら治ったりして。

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しかし、薬事法改正で、すっかり薬を買いにくくなり・・・。6月1日から店舗レイアウトを変更したところも多いのか、オープンな棚からカウンター後ろに移動されちゃった薬も多数。近くのドラッグストアは薬剤師常駐ではないらしく、時々「第1類の販売はできません」という垂れ幕が出ていたり。そしてネットでは買えない。

安全に薬を使うためではあるものの、ドラッグストアが薬について正しい案内ができる状態かというとそうでもない。

製薬会社系のドラッグストアで、お客が商品名を指名しているのにも関わらず「成分は同じですよ」と自社製品を勧めてくる場合もあったりするけど、薬剤師としてそのセールストークはどうかと思うのだ(成分が同じでも製法や分量で効き方が違うんだから)。

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