明日は永遠にやってこないように、次世代は永遠にやってこないのか。

という記事が。去年のいつだったか…あった。

NHK・民放番組、スマホでどこでも 専用TV経由(日経)」とか「スマホ無料転送TVに「配信して」(R25)」のような、専用テレビなどを通じて「配信する」形で外出先でも見られるようにって話が出ていて、年内というのはとうに過ぎてしまったんだけど、その規格が固まったということなのかなと。

さて、とりあえず良さそうな面。放送エリアにしばられることなく、自宅で受信できる放送を見られるという点は、今までも似たようなサービスや専用機器があったものの、多少簡単に実現できそう…(と書いてある)。

悪そうな面はたくさん。

  • 専用の機器を購入する必要がある
  • 自宅でサーバとして機能するので、常時電源ONの必要
  • 自宅の送電が止まるとアウト
  • 自分で番組予約しない限りは、過去見逃したものは見られない
  • 配信先は基本的にモバイル機器に限られる(ペアリングを考えると据え置きは想定していない?)
  • モバイル機器からテレビに出力するにはハードルが高く設定されている
  • 著作権保護のため認証が厳しい可能性。対応機器が出るのが遅れるかもしれない。
  • コンテンツのムーブ、コピーは禁止(通信が安定しない場合は見られない可能性)
  • 早送り等の機能制限の可能性

とてつもなく、がんじがらめになっている。毎度のことなので驚くことはないけれど、次世代はいつもやってこないような気がしている。

F1ネット生配信など「フジテレビNEXTsmart」3月14日開始」というのもあるけれど、やはりオンデマンドのニーズの方が高いだろうと思う。このサービスも生配信する番組もあるけれど、特別な機器は必要とせず契約をするだけでいいから手軽だ。月額料金の設定は傲慢さを感じるけれど、放映権料の高い人気コンテンツがあるので、自信もあるのだろう。

DTCP+機器については食指が動かなかったけれど、その規格との共存関係はどうなるのかが気になるところ。DTCP+ではコピーやムーブを認めているので、録画番組はDTCP+で、生放送はNexTV-Fなのだろうか。今ひとつよく分からない点だけど、こればかりは対応機器がリリースされるまで、考えても仕方ない。

しばらく、関連する機器の購入は保留。

追記)
今春にも実現? テレビの新しい可能性「リモート視聴」とは
スマホから「合法的」に遠隔視聴。NexTV-Fに聞く
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20140228_637406.html

によると「現在、DTCP+の機能をもっているところもありますから、それを利用してリモート視聴を実装する企業もあるでしょう。」ということで、「同一サブネット内に限る」という制限がなくなって、そのままリモート試聴できるようなアップデートする機器も出てくるかも!という期待。

「2010年モデルのDIGA」みたいなのはたぶん対象外だろうけど、ワクワク。

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