“らじる”日々。

お聞きの放送は、NHKらじるです。

とは言わないのでありますが、NHKラジオのインターネットサイマル放送が始まりました。
NHKラジオ第一放送、NHKラジオ第二放送、NHK-FMの3つが、こちらのページからお聞き頂けるのであります。

http://www3.nhk.or.jp/netradio/

どうしてそんな名前なのか、なぜ短いわかりやすいURLになってないのか、いろいろ突っ込みたいところはありますが、あくまでも試験放送である…ということも関係しているのではないかなー、と思うわけです。

我が家の受信環境としては、コンクリート造のマンションで、線路が近くを通っていて、東京電力の送電線の幹線が通っていたりして、ラジオの受信にはあまりよくないのですが、案の定、NHKラジオ第一とTBSラジオは室内ではほとんど聴こえません。NHKラジオ第二は出力が強いこともあってか意外と聞こえます。

実はNHKラジオの深夜番組「ラジオ深夜便」のリスナーです。1時過ぎに寝ていた頃は、1時台のFM同時放送から聞いていたので、クリアだったんですが、11時ぐらいから聞きたいコーナーがあったりすると、部屋の中でかろうじて聞こえる場所を探して、方向をグルグル回して見つけ、寝てました。

でも、それに疲れました、ある日。

部屋を引っ越して受信環境も変わったこともあってさっぱりと。それでも一時は、宮崎にパソコンを設置して、ここでNHKラジオ宮崎第一放送を受信(送信所が近い)して、それをネット経由で聞けるようにしよう…とかね。

少なくともその必要はなくなったと。

ただし、まだ試験放送。ちょっと音質は厳しいかなぁと。「FM並みの、いや、CDにも匹敵するような、いやいや、PCMレベルの音質で放送せよ」といいたいわけではないの。

イヤホンで聴いてみると、多少音圧が強い。ポップスがかかると低音がバシバシ響いてきます。正直、嫌いじゃないけど、すぐに耳がどーんと疲れます。
音圧が強いだけでなく、音量に波があるみたいで極端に言えば「NHKニュースです」が「えぬえけいゅう」と聞こえる。場合によっては酔う?

NHKラジオが、他の民放よりなんとなく低音が強く、音を太く感じるのは、送信前にギュッっと濃縮して(音域が狭いので)出しているみたいなんですが、その音声をネットラジオにも流しているようです。AMラジオで受信している場合は、モノラルだし音のアラは見えにくいんですが、ネットラジオは全部クリアに出てしまうのが難点。ニュースの時に紙をめくる音も結構気になってしまったり。

ただ、AMステレオ放送やデジタルラジオサイマルをやっていた民放と違って、NHKはこれが初めてです。
NHKでもポッドキャストやオンデマンドラジオ放送では音質に癖はないので(録音素材だからってのもありますが)、今後少しずつ調整して、改善されていくのかなと。

10月以降はAndroid向け、その後iPhone向けでアプリがリリースされるようですので、そのころにはイヤホンで聴いても、聞き取りやすいようになるはず。

YAMAHA デスクトップオーディオシステム (ライトブルー) TSX-80AL

radikoと同居すればいいのに…という声は少なからずありますが、あまりその意味はないかなと。「iPhone向けアプリなどがすでにあるから一緒になればいいのに…」という意味なら、radikoのアプリが特別に優れているわけでもないし、radikoの都合でいろんな制限を模索している最中で、全国で聞こえるはずのNHKネットラジオが聴けなくなるんじゃ仕方がない。

著作権や広告の営業範囲においても、民放と受信料のNHKでは全く別であることを考えると、共通しているのは放送の方法というか、サーバから送出しているってことだけ。
いろんなPC、スマートフォンに対応できるのなら、いろんな圧縮方式、いろんなアプリがあってもいいわけで、別サービスである方が、メリットはあるんじゃないかなと。

そのうちに、radiko&らじるの専用受信機が発売されれば…という期待ぐらいでしょうか。それまでは、↑のようなスピーカーに、iPhoneを突き刺して…聞くと。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です