分離独立した県の共通項〜「県境の謎を行く」

県境の謎を行くの第1回は「“多国”県の陰に国策あり」。

兵庫県のように、小さい旧兵庫県に、税収の高い飾磨県(姫路)と農業地帯の豊岡県(但馬)が神戸周辺に投資するという目的で合併させられた・・・ということが中心でした。

全国的にも廃藩置県の後、小さい県を集めて1つの県になっているところは多いのですが、飾磨県のように独立が認められなかったところと、その後再び分離しているところとがあります。

Wikiの廃藩置県で見ると、徳島・福井・鳥取・佐賀・宮崎・富山・奈良・香川。分離の結果小規模の県になってしまったためか、現在でも主要な県ではなく、テレビのチャンネルが少ない県の一覧と一致するかもしれません(奈良は大阪広域圏、香川は岡山と共有、鳥取は島根と共有)。

宮崎県も、美々津県+都城県(1871年)→宮崎県(1873年)→鹿児島県に併合(1876年)→宮崎県として独立(1883年)という流れなのですが、現在の鹿児島県の鹿児島市偏重を見ると、結果的に宮崎は貧乏な県(泣笑)だけど独立は間違ってなかったと・・・都城人は思ったりもします。

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高校では地理を選択できなかったのですが、地図&路線好き。倫理・政経も選択できず、苦手な世界史・日本史で受験を切り抜けた苦い過去。それはともかく、NHK教育の「県境の謎を行く」は地理好きに人気であろうと思われます。

NHKは地図にまつわる番組が時々放送されているのです。「JAPANナビゲーション」「平成洛中洛外図」とか。

民放ではこういう番組ないよな〜と思うと、NHKが愛おしくなりますが・・・。

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