たまに「ダイソンの掃除機にしたら旦那が毎日掃除してくれるようになりました」という口コミを見ます。
わからんでもないけど、なんかこの「進研ゼミにしたら学校生活充実」みたいな、マンガみたいな話だろうと、80%割り引いて考えていたのです。
で、買いました。DC48。長期保証も付けたから安くなかった…。しばらく、生活切り詰めなきゃ…大根と白菜で。
…じゃなくて。
以前使っていたのは「拾八年前の紙パック式電氣掃除機」。吸っているのかどうかよくわからず、床に薄いホコリの層が出来ている感じでしたし、掃除したのに家の中、ホコリが舞い散ってるようで、夕陽に照らされてスターダストみたいにフワー・・・。あと不思議なのは、掃除機のヘッドにホコリが残ること。…自分のヘッドに付いたホコリですら吸い取れないのに、広大な床のホコリを吸い取れると、あーなーたーは言うのですか!あ?
そんな具合に、掃除をする気分を上げてくれない、古い古い掃除機でした。
で、掃除機をDC48にしたら、ダストカップにホコリが溜まるのが見える。そのゴミを捨てて次の日掃除しても、やっぱりまた溜まってる。よく分からない細かい粉状のゴミまで溜まる。 毎日掃除したって溜まるってことは3日掃除しなかったら?1週間掃除しなかったら?ということを実感してしまう。
それだ!
このダストカップが透明である意味は、毎日どのくらいゴミが取れたか確認したくなるためではないか?
これが商品の満足感に繋がって、その満足感で毎日掃除したい気分にさせてくれるのではないかと。
結局、掃除機を買ってみれば、本当に日本製の掃除機よりも吸うのかどうかは考えても仕方がない。目的を果たした実感があるかないか、ただそれだけ。
もちろん、紙パックもちゃんと吸っていたんだろうとは思う。でも毎日その中を見ることはしないし、ましてこまめに捨てるなんてことをしない。ゴミを見せない、隠すというのは、清潔感はあるけれど、掃除に無頓着になりがちな人には、紙パックは罠かもしれない。見えないが故に、人間はこの「掃除機を掛ける」という行為に意味はあるのだろうか…と思い悩み、苦しみ、そして、目的を見失い堕落する。
そうして放っておかれた掃除機の暖かい紙パックの中で1ヶ月もゴミを溜めておけば、そこはダニさんたちのパラダイス。
※もちろん見えたところで「この粉状のゴミの正体はなんなのか…」を考えはじめると余計な心配もしてしまいそうだけど、そこは知らないふりをする。
とはいえ、DC48は安くはない。DC26でもいいんじゃないかと思う。
ブラシはモーターヘッドがよい(…おみくじか?)。案ずるより産むが易し。ダストアレルギー対策はまず掃除から。
うむ、Life is Beautiful…。おっと今日も掃除をせねば。