最近に始まったことではないですが「〜になります。」と書きたいときに、「〜に成増」でうっかり確定してしまうことが大井です…いや多いです。
長らくATOKユーザーですが、何覚えてくれてんねん、という気持ちに成増(←ほら)。
自分の使い方のどこに問題があるのか、そしてATOKのどの便利機能がこの問題を誘発しているのかを考えたいと思います。
今日はよろしくお願いします。
原因1:推測変換で単文節入力が多くなった。
携帯電話、スマホ等でも同様ですが、予測変換というもののおかげで、「あ」と打てば「ありがとうございます」が現れたりするので、タイプする回数はとても減っています。
ATOKのMac/PC版にしても、最近使った言葉が一覧で出てくるのでそれに頼ってしまうことが多いです。その影響か文章を一気に入力しきって、句読点あたりで変換…なんてことをしていない。
加えて、推敲しながら文章を書いていると、「『なります』かな『なりました』かな…」とかちょこちょと末尾を書き換える事があります。そうなると、なります単体で入力するのですが、なります単体の場合、ATOK側としては「成増」って書きたいのね…と推測されてしまう。パパパンとキーボードをリズミカルに打つと、成増が出ている事にも気がつかずに確定。
そんな感じで、成増の使用頻度が上がってしまっているわけです。「大井」についても同様です。
原因2:検索ワードで単語を多用する
検索エンジンでは文章で入力するよりは単語をスペースで区切って入れる方が効果的(入力も短いですし)。ということで、単語入力が以前よりも増えている気がします。気のせいでしょうか。
原因3:うっかり確定した言葉も学習しすぎるATOKが追い打ちを掛ける
「プレゼント」と入力しようとして「ぷれんぜんと」と打ってしまったとしましょう。通常「我が輩がプレゼントを打ち間違えることなどない」と思うので、あまり確認せずにエンターキーをパパパンと打ちます。
めでたく「婦連背んと」という言葉を記憶してしまいます。この文字を消して打ち直しても、ぷれ…と打ち込んだときに「婦連背んと」をしつこく出してくるので、Control+Dで丁寧に消していく必要があります。
…確か、ATOKにはタイプミスを修正した場合には、それを記憶しないようにするようになっていたと思うのですが、確定履歴との力関係なのかどうも上手く働いていないように感じます。
確定履歴がまたすごい。とにかく「確定」してしまえば「お前、よく使うんだろう?覚えちゃうぜ」という姿勢です。
学習の頻度を、環境設定>推測変換>確定履歴の設定で「よく使う履歴だけをファイルに保存する」とすると多少抑制されるようですが。
地理好きだったりもするし、路線検索や地図検索で駅名とか地名とかよく入力するんですが、これもよく覚えてくださる…。
そういえば、推測候補は以前のバージョンまでは省入力候補という名称でしたが、一歩間違えると省入力どころか後から削除して訂正しなくてはいけないので手間増えてる…というツッコミがあったのかもしれません。
よくよく考えると、「覚えてくれないと不便」か…というとそうでもないかもしれないので、この機能OFFってしまうのもよいかもしれません。
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…というように使い方や設定で細かく調整していけばどうにかなる可能性もなきにしもあらずですが、結論、学習内容や辞書を一旦クリアする…というのがすっきりします。初期状態で不便なほど変換がアホなわけでもないので。
最後に、我が辞書が学習してしまったアホ変換のリストを。
- スケジュール腸
- ㋱
- 解決昨
- 聞き取り憎い
- 高潔圧
なんなんでしょうか。ということでこれも削除。