radikoへの期待高まる。

twitter上で、"radiko"をキーワードに検索をしてみると、いろんな声が見えてきます。

自分自身もMacユーザーであり、iPhoneユーザーでもある自分には「Macには対応しているのか?」「iPhoneでは聴けないの?」という声に目がいくのです。

これまでの情報を総合すると、サイトに変な制限をかけない限りは、技術仕様としてMacに対応しないような条件はないようです。

大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100210/212732/

この第一報にあたる記事の中で、

「ネットで聞けるラジオ」は、今年3月から半年を試験期間とし、9月から本格運用とする模様。試験期間とはいえ登録は不要で、特別なソフトも必要としな い。配信方式は「Adobe Flash Player」を選んだ。

とあります。Flash PlayerはMacでもほぼ同じバージョンで提供されているのでここは問題なし。配信形式もHE-AAC の48kbpsという話(ソース失念)なのでiTunes等で使用される形式ですし問題なし。DRM(著作権保護機能)がありますが、これはFlash対応のものなのでこれも問題なし。ということで、MacでもOKではないかと思います。

@tokyofmのtwitterアカウントでも、

もちろんMacにも対応します。ぼくも Macユーザーだし。 RT: @gen_chang: @tokyofm radiko.jp 期待しています。FM波を”拾わない”バーアンテナで探るには限界があります。住宅建材の遮蔽性。あなどれません。macでもOKですよね?

という返信のつぶやきがありましたので、たぶん平気っぽいです。

かつて、Gyaoなどでは、Flashベースのプレイヤー上で、Windows Media形式のDRMで配信をしていたことがあったりして、この手の配信は(少なくとも初期は)「Macに対応しない」というのが半ば常識になっていたので、そのトラウマはありますが。

TOKYO FMと言えば、iPhoneアプリもリリースしていて、エリア内では聴取可能になっているのですが、radiko.jpのiPhone対応はいまのところ未定。

【続報】ラジオのネット同時放送、“中の人”が詳細語る
パソコン向けは3月15日から、秋までにモバイル対応へ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100225/213021/

この中で、

 協議会は、早ければ8月までに、モバイル端末に対応する何らかの取り組みを実施することを明らかにした。「iPhone(アイフォーン)」などのスマートフォン向けに専用のアプリケーションを用意することも視野に入れている。

としていますので、少なくとも開始からしばらくの間は、Flashに対応しないiPhoneでの聴取は難しい。ですが、TOKYO FMのアプリのように地域制限技術はあるので、アプリのリリースは期待しても良いのではないでしょうか。すでに始まっているTOKYO FMアプリの放送では、CMや一部楽曲は流れないので、そのあたりの制限が3月15日以降にどうなるのかも楽しみです。

– – –

TOKYO FMのiPhoneアプリでも同様であるように、ラジオのネット配信で"地域制限"があるというのは残念な話ですが、技術的に制限なしが可能(というか制限する方が大変ですが)としても、東京の放送を地方で聴けるというだけでは一方的で、地方局の不利益でしかない。

つまり、地方の放送が東京で聴けるという状況も同時に作った上でないと、公正な競争と言えないので、「地方局全局が配信開始」という状況になるまで待つ必要はありそうです。

個人的に、宮崎のMRTラジオが聴けるようになるのはすごくうれしいので楽しみですが、待っているうちに好きな番組自体が終わってしまうかもしれません、この経済状態だと。去年の秋も、フリーアナウンサーさんがごっそり消えて(全員ではないですが)、局のアナウンサーの出演番組が増えましたし・・・。それだけ窮状であると考えると、逆にネット配信がそう遠くないということかもしれませんが。

あとは、↑のような据え置き型で録音できるネットラジオが実現すれば、よりラジオの楽しみ方も広がるのかなと思いますが、これはちょっと遠い先かな・・・。

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