先日、再建のため閉店しました。
都城人としては寂しい限りですが、はて自分が最近大丸に行ったのはいつだろう?と思うと、たぶん1年以上足を踏み入れてないような気がします。
もちろん普段は千葉に住んでいるので、日常的に通うことはないのですが、以前であればお土産を買いに行くとか、あーこれは大丸じゃないと売ってないな、なんてものもあったはず。
倒産理由としては、ジャスコとイオンモールが相次いで出店して(この人口規模の街に2つのショッピングモールがあること自体も不思議ですが)若い客層がそちらに流れたこと、かねてよりの不況に加えて、去年の口蹄疫の影響で出足が鈍ったこと・・・などが言われているのですが、なんだか「そうだよねぇ、仕方ないよねぇ」とも言えない感じもするんですな。
大丸や中央通りに足が伸びない理由には、駐車場が少ない & 不評な立体駐車場は大きいのかなと。若い人であっても、あの螺旋階段状の立体駐車場は厳しい(敷地面積が狭いので、各階にほとんど平面がなくずっと坂道)。ジャスコやイオンモールなどが広大な平面駐車場を持っているということは、店の中身よりも重要(とはいえ、そこも相当に混雑はしますけども)。
大丸が生き残る一つの方法は広々とした場所に移転することかも。しかし、壽屋やナカムラデパートがなくなって、中央通りの最後の砦。核となる百貨店を失うと、商店街はますます落ち込んでしまうので、それは絶対にありえない選択だったのでしょうし。
長く続いた環境が一度完全に壊れるまでは、それがどんなに歪んだ状態でも、慣例に縛られてしまって、この状況を打開できる「次の段階」にはいけないんじゃないかと。
もしかすると、中央通りにとっても都城の経済にとっても、大事なキッカケなんじゃないかと思ったりもします。日本の経済もいつかは・・・と思ったり。