協賛社に電力会社とかマスコミとか大手企業が名を連ねていてズブズブだとか、天下りだとか。
これまで何十年と存在してきているのに、今回にわかに知られて、すっかり攻撃対象になっているようです。
昔も今も、地方局では年がら年中、朝昼晩(あれ、全部?)の不人気な時間帯には流れるし、ラジオは広告費収入が減っていることからも分かるようにACはもともと多い。しかし、首都圏のキー局では「スポンサー企業の不祥事」以外ではあまり使われてこなかったために、知名度が下がっていたみたいです・・・。
そのため「ACが、地震によって大量に余った広告枠を買い漁って大量にCMを放映している」という誤解に始まり「そんな金があるなら寄付しろ」とか、おかしな方向に話が進んでるようです。
今のところ「ACの自粛」という状態には陥っていませんが、腹の虫が治まらない方は「ACという悪の団体」の転覆を狙っているようですし・・・。
そもそもあまり事情を知らないままに、騒ぎに乗ってしまう祭り or 炎上というのは、ネットの風物詩だし、その批判する「気持ち」そのものは「正義」であり「よりよい社会にしたい」と思ってのことなんだけど、ある部分では「いい加減大人になれよ」とも思うところもあり。
スポンサー企業が自社のCMを自粛したのでACが増えてしまったけれど、これに関してACからテレビ局への金銭は動かない。もともとスポンサーがなく空いている枠で放送される場合も、テレビ局は枠を「無償提供」する。
ACの協賛社は何にお金を払っているか、というとCMの制作費諸々や団体の運営費ということになるようで。
ただし、出演している人もほとんど無償だったりして、それぞれの協賛社はどのくらいを拠出しているのか、そしてそのお金はどのように使われているのかは「不透明」ではあるけれど(収支を公開しているのかもしれないけど)、そもそも、お金の出所は税金でもないし、視聴者が支払っている金でもない(間接的には企業に払っている商品の代金が姿を変えたものかもしれないけれど、それを言い出すと「もともとは全部俺の金」になりかねない)。
かの業界の中で、お金が回っているだけなので、我々が文句を言う筋合いもないかも。
それを「大人って・・・、大人って・・・」と子供目線で批難するのか、そういうこともあるよねぇと思うのか。
こういう「大人の事情」も大事。それで食べているひともいるんだから。積極的に応援はしないんだけど。そこにいる大人が、いい暮らしをして、お金を回して、社会を動かしているんなら、それもいいじゃないの・・・。
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ACと言えば、「もったいないお化け」とか「ごめーんと鳴り響いた」「助けてー」とかそういう子供心に残っているものもあるし「やめよう知らんぷり」とかもありましたねぇ、お面を「サッ」と外して。オクラホマミキサーをBGMにで延々他人への迷惑が繰り返されるとか。
その頃からすると、ちょっとだけ「気取りすぎちゃいますのん」と言いたくなる部分もあったり、インパクトが薄くて「何を言いたいんでしょうか?」ってのもないことはない。
昔のような基本的なモラルの問題でなく、伝えたい事がどんどん難しくなっているからなのかもしれないけど。
でも、もったいないとか、仲良くとか・・・普遍的だよなとか。やめよう知らんぷりとか、子供の世界のいじめも問題だけど、会社内のいじめとかもあったりする時代。
昔のCMをハイビジョンでリメイクとかしないかな。♪ポポポポーンも好きだけど。