最近、ウェブサイトを設計する上で困ることに、見ている人によって「画面サイズと文字の大きさ」の違うということがあるのですが・・・。
なぜ、そんなことが起きるのか。それは、それぞれがパソコンを違う時期に購入して、また違うペースで買い換えるから。そして、皆が最新のOSやブラウザを使うとは限らないから・・・。
当たり前のことだけれども、それに苦しめられている人は少なくないかも。
で・・・、Yahoo!JAPANのトップページがワイドサイズになるのは2008年1月1日。あと6日です。
現状でも試すことができますが、さてどれくらいの人の画面からあふれてしまったでしょうか。ちょっと心配。そういう人たちのためのページが用意されるのか気になるところですが、僕は見つけられませんでした。
800ピクセル幅のディスプレイでは確実にあぶれますし、実は1024ピクセルのディスプレイでも文字サイズを拡大するとあぶれるようです。
文字サイズとページ幅が連動する(ような気がする)というやや珍しい形態の指定になっているようですが、レイアウトの乱れが少ない方法とは言えるので、仕方のないことかもしれません。
こ
れをきっかけにして、他でも1024px幅のサイトが増えてくるのかなと思っているのですが、さて逆にYahooが幅広表示になったからといって、「うち
のパソコンは古いんだな」・・・と、新しいパソコンに買い換えてくれるかというとそうでもないわけで(ディスプレイだけ買い換え?)、きっと諦めるかも。
ディ
スプレイサイズ以外にも、旧型のパソコンと一口に言っても、ブラウザ・OSなどで表示は違うわけですべてに技術的に対応するのは難しい。最終的には
「Internet Explorer
6.0以上をご利用ください」というような推奨環境を設定して、それ以前のものを切り捨てる必要があるのがつらい。
比較的IT系に疎い層
が利用するページを制作する立場として「それをやっていいもんだろうか」と、「それを伝えて理解してもらえるのだろうか」・・・、そんな風に悩みます。い
ままではその思案の結果、IE5.5やMacOS9上のIE5.0を切り捨てないまま、ずるずると重い荷物を引きずってきましたが、それをゆっくりと下ろ
すのか、投げ出して逃げるのかは・・・。
100ドルパソコンではないですが古いパソコンをご利用の方が、ひょいっと買い換えてくれるぐら
いの5万円ぐらいのパソコンや(もちろん年賀状印刷はできるとか)、携帯電話の奨励金みたくプロバイダ利用期間縛り付きの格安パソコンがどんどん普及して
くれたらなぁと、夢を見ながら・・・・・寝たいと思います。