狭小住宅、よくわかんない

わざわざ建てる!ってことが。

あ、でも昔は建てたかったんですよ。

1人とか2人とか、プラス幼児ぐらいの少人数の暮らしならば、狭小住宅もよいと思ったりもするのだけど、でも最近は、この先の増減がはっきりしない状態なら、賃貸とかもよいのかなとか、中古マンションをリノベーションでもいいじゃないかとか。

もちろん、いろいろと素材をローコストにして、土地も小さめ、でもその中で十分に暮らせるスペースを!というのは感心するし、克服することは良いことだと思うのだけど、このタイプの小さい家を推奨して、街の隙間に増えていくのが、街作りの観点からは障害にならないのだろうか?って思わせる。

手狭になれば、本人は住み替えていけばいい、けどその小さい家は街に残るんだ。

都市部の家が小さくなっていくのには、財産相続の関係もあって、子供に、その子供に…って割っていくとなんかミニミニの無理な土地ができていくことがある。もちろんそこには建築上一定の制限もあるし、その中での建坪率だとか、高さ規制とか、斜線規制とかあるので、本当にペンシルとかミニタワーみたいなものは作れない。

ただ、技術の進み具合もあって、近隣の建物よりもちょっと背の高い、そして建築限界ギリギリで、斜線ピッチリの中にってのが増えてきて、三角形のものだとかも多い。

カオス…

といっても、もともと色も形も高さもバラバラの中であれば、もう問題ないかも。でも、その不統一感がバラエティと捉えられるか、不調和にしか見えないか、そこら辺で街のイメージは変わってくると思う。デベロッパーの作る統一感のある人工の街は正直事件が起こりそうな無機質感もあったりするし(偏見)、かといって、みんな好き勝手に建てましたなぁって街もどうかと(でもそういう街は多いか)。

個人的に、色は一定のルールを決めて欲しいところ。「赤白のボーダーの家を建てたい」という人からクレームがあるかもしれないから「ある地域は赤白の家だけを建ててよし」という規制も認めるとして(え?)、普通は、カラーコードを決めてこの彩度以下のものにしてくださいよ…というものだと思う。地元の街にも色の規制は導入されるようなので、ピンク色に塗装されたマンションとか、原色系の緑の一軒家とかは建てにくくなるはず(たぶん)。

おっと話がそれた。

たぶん、このどんどん小さくというのは、シェアハウスにも言えることで、「元々家族5人用の場所を、5人でシェアできるようにしました」っても問題のような気がする。家族5人が小さいところに身を寄せるのと、仲間同士同じ人数を同じスペースに押し込むのはなんだか違う…。

共用部が20畳とかで、Let’s get partyな感じで、寝室・個室がそれぞれにあるというのならまだしも、最近テレビで見たのは、小さいダイニングキッチンに寝室3室みたいな形になっていて…ああ、鬱々。これが「画期的」なんて紹介されるのだから、悲しい。

日本は狭い…と言われるけど、好き好んで狭い生活に突き進んでいるようで、ちょっとイヤなんだ。

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