ダイソンさんを最近使ってます。もう5か月ぐらいになるでしょうか。
購入初期は何度掃除してもゴミがたくさん取れるので楽しかったですが、最近はそんなに。倦怠期でしょうか…。ではなくて、こまめに掃除するようになったので蓄積がなくなったんですね、と。
以前の掃除機は1万円とかで変えちゃうやつ、18年モノ。とりあえずまだモーターは動くし、紙パックにはそれなりにゴミも入ってるから一応吸ってはいるんでしょうけど、掃除後の床とか見ると、吸い残し多数。ヘッドの端っこに当たる部分だったり、ちょっと大きめの砂粒だったり。
掃除したのに、大きくて軽いチリしか取れてないというのは、モチベーションに影響する。掃除機を掛けたあとにクイックルワイパーが必要でしたが、いつしかクイックルワイパーだけで日々の掃除をして、掃除機の登場は2〜3週間に1回とか。でもクイックルワイパーだけだと限界があるんだよなぁ。やはり役割の違いは大きい。
かといって万人に勧められるほどダイソンが良い…というわけでもないです。
ダイソンさんの今のところの欠点(DC48を使った感想として)
- やっぱりちょっと力が要る。吸い付きがよい=進みが重い
- ダストビンの掃除が意外に面倒。水洗い厳禁な部品もある。
- モーターブラシの構造が子供には危険。ボタンを押せば回転してしまう。
自分で欠点を挙げて、さらにそれに反論するとすれば、吸い付きの良さで進みが重いのでは、そのスピードでゆーっくり掃除する方がたぶんゴミは多く吸ってるのではないかと思いますし、ダストビンは普段掃除する必要はないです。ダストビンもいつもピカピカにしたいという人には向かないな…という程度。
モーターブラシの安全機構については、確かにこれは十分ではないかもしれません。
右の小さい車輪上のものがスイッチを兼ねていて、90°以上ヘッドが傾けばスイッチが押せなくなるので、裏返した状態ではブラシは回転しません。ただ床面を向けて浮かせている状態(つまり通常の掃除をする向き)だったりすると回るので、浮かせているときに子供に捕まれたりすると「あぶない!」ってことにもなりかねない。
ただ、あの騒音で子供が寝てるところを掃除することもないし、すぐ横で子供を遊ばせながら掃除をするということも、やはり現実的ではないということだと思います。子供が遊ばないように注意しないと。
で、掃除のし甲斐です。
実家のある都城@宮崎は、新燃岳以降はその火山灰、それ以前から桜島の降灰エリアです。風向き次第では砂粒が降ります。天気予報に「灰」があってもいいと思うぐらい(だから風向きの予想は見ます、鹿児島県向けのテレビ局で)。そんな実家なので、日本向け掃除機では「砂」を前提にしてないせいか、海外製掃除機に変えてから「床がツルツル」という感覚を初めて感じたくらい。日本製掃除機もしばらく使っていましたが、掃除し甲斐がありませんでした。近所に畑も多いので、ずっとザラザラしていたんだなと。
10年近く前の国民生活センターのレポートでは、吸込仕事率が高いとされる日本製サイクロン掃除機は砂を吸わないことが示されてます。
あ、紙パック式は吸いますね(構造上)。一部になんちゃってサイクロンと呼ばれる機種もありますし、騒音対策していたり、ヘッドが重くならないようにと工夫されていたりするので、モーターは吸い込む力があっても、ヘッドでは砂を吸い込めるほどの吸引力になってないということなんだと思います。
この報告自体古いので、これから掃除機を買うときの参考にはなりませんが、吸込仕事率が高くても砂を吸えない機種があるので、この数値はほぼ参考にならない…と考えてよいと思います。数字が大きいと、ついついパワフルに見えるのですが、吸わないものは吸わない。
てなことを言いながら、実家が最近日本製サイクロンに買い換えました。海外製掃除機は重かったと言うので。結局このバランスですね。
ということで、選ぶ時に考えたいこと。
- この家は綿ゴミが多いのか、毛が多いのか、もしくは砂が多いのか
- じゅうたんが多いか、たたみ・床が多いのか
- 毎日掃除できるか
- ゆっくり掃除できるか
- 掃除する人に体力があるかどうか
- 子供はいるか
- 騒音を気にするかどうか。
- 掃除機を掃除しようと思うか、思わないか
なのかなと。砂が多いなら土足前提の海外製の方がよし、じゅうたんが多いのなら日本製の方が軽いのでお勧め、毎日掃除できるのなら日本製、子供がいるならたぶん日本製。掃除能力とトレードオフになる条件もありますが、それはもう、ぞうきんがけなどを併用して掃除することで解決できるでしょう。
ふと、子供の頃の掃除機が紙パックすらない(開けたら直にゴミ)時代だったことを思い出し、今日の文章を終わります。