手放せない性能。手放す必要がない薄さ。iPad Air2を買おうかなぁと思っていたものの、なかなかの価格に二の足を踏む。
iPad mini not Retinaを1年半ほど使っていたので「あると便利」なのは実感しているものの、Airほどの性能と価格を必要とはしていない感じ。
かといってiPad mini(not Retina)の性能はiOSのアップデート毎によろしくなく、基本中の基本機能であるSafariがモタモタしてしまってもはや使い勝手が悪かった。
何がそんなに動作を重くしているのか。
いろいろと観察していると、検索内容からウェブサイトの先読みをするであるとか、関連するであろう言葉をズラズラと出してくる…だとか、現在地の情報と絡めて近所の情報を出してこようとしたり。
サジェストというかアシストのような機能が、都度通信をして、大量の情報を処理をして…延々ぐるぐる。
僕らを助けてくれるであろう機能が、結果的に待たせて困らせる。
もっとも、AppleだけでなくGoogleなど他の企業でも予測やGPSを利用した機能はあるのだけど、Googleはサーバで処理してそれを返すような動作が主のように思う。AppleのiOS機器などの場合は、サーバだけでなく手元にある機器のリソースも使いつつ…なのかもしれない。
そうなってくると、機器の方にもある程度の処理能力は必要で、最新機種はメキメキとパワーアップしている。旧機種も形の上ではiOS8に対応しているけれど、どこかリアルタイムの処理が絡んでくる場合には、もたつきの原因になっているような気がする。
新しいiPadを買って貰うために、ある程度は機能が使えないだとか、多少処理に時間を要するという差別化があってもよい。ただ、今回は処理速度以外にあまり違いがないこともあって、「処理能力不足」が顕著に出ているのかもしれない。
※ただし、同等の処理速度であるiPad第2世代を知人が使っているけれど、iOS6をそのまま使い続けていて、全くもってもたつきを感じない…。ってぇ、ことはだ。iOS8がって話なのかも。
※あともたつくのは日本語入力の部分か。予測変換は英語でもあるけれど、日本のそれとはちょっと違うのだろうし、Mac上の歴代「ことえり」を考えるとそ こまで便利でもない。iOS8以降はATOKであるとか他社製のものが出てきているので、いずれ状況は変わってくるかもしれないけれど、iPad miniには日本語変換すらも力不足になってしまった(最終的には予測関係を切っていた)
処理速度がーというのなら、とりあえず、iPad miniは売ってしまって、Air2を検討しろということかもしれない。
ただ、現在の用途的にどうなのかという話。購入当初は、家ではMac、その持ち出し用にiPad…と考えていたけど仕事用途には不足があって、結局MacBook持ち出している。普段はiPhoneのみを持ち歩くわけで、そうなると自宅内でベッドサイドか風呂場(ジップロックで)用になってしまい、動画を見るにしても、そんなに高速である必要もなく、結局これも画面は小さいけれどiPhoneで用は足りる。
確かにiPad便利だ。でも、1人で4枚も5枚もディスプレイを持つ必要はないのかも。
まだ2年経たないiPad mini(ふつうバージョン)はお役御免、iPhoneにまとめることにした。