ちょっとテレビの前を離れてキッチンで作業でもしようかなと思うけど、テレビの音だけ聞いていたい…。
作業をしながらの「ながら視聴」だと、画面を見ていないことも多いので、音声だけで十分だったりします。
ということで、この機種を考えていたのです。
テレビに送信機をセットして、ワイヤレスでその音声を飛ばせる。そうでなくとも、AM/FMラジオも聴けて、そしてワンセグ音声受信すれば、なんとテレビをつけなくても音声が聞ける。
Wi-Fiなどと同じ2.4GHz帯を利用するので、やや混雑してる場合や電子レンジには負けてしまうかもしれません。多少の遅延(1秒以下ですが)はあるのでエコーみたいになると思われますが、概ねレビューは好評。
「お年寄りがちょっと聞き取りにくい場合にテレビの音声を手元で聞く」というのがもともとの設計で、
- 乾電池駆動(充電式は意外にわかりにくい)
- ボタンが大きめ
とお年寄りを意識した感じですが、そうでなくとも使いやすいとは思います。
単三乾電池4本ストックしておけば防災ラジオとしても使えそう。
あちこちのレビューを見回ると、
良い反応
- 停電時にもテレビ音声が聞ける
- おやすみタイマーが付いている
- 液晶表示はバックライト付き
- お年寄りには人気
悪い反応
- 音質はほどほど、もしくはこもり気味(この点は個人の好み次第)
- AM放送の感度はあまり良くない。
- ラジオのプリセットはできない(たいていは決まった局を聞くので問題ない場合も)
- ワイドFM対応ではない
ワイドFM対応ではない+レビューの「AMの感度はあまり良くない」というところと合わせて考えると、AM/ワイドFMを聞きたい人としては躊躇してしまいます。
ただし、当初1万円代後半だった時期から考えると、1万円を切って買ってもいいかなという値段。買い時は今?
でも、ツインバードのホームページを見てみると、生産終了品、つまり在庫限りということに。
これは後継機種が出るのか、整理されたのか…
なお、兄弟商品的な、AM/FM/ワンセグ受信可能でライン接続で手元スピーカーになるタイプは継続中。
ワンセグ音声の注意点としては、
- ワンセグはテレビより遅れる(なのでワイヤレス機能を使ったほうがいい)
- 電波が受信できないと聞こえない
- 窓のタイプによっては、室内に電波が入ってこない
というところでしょうか。受信感度が悪い場合、壁のアンテナ端子につなぐ(ラジオ側には入力がないので線を巻きつける感じ)と聞けますが、ポータブルラジオとして使うとなる難しい。そうなると窓際専用…。
※2016/3/10追記:アンテナアダプタが付属しているようです(ワンセグ放送やラジオも受信できる、ワイヤレス手元スピーカー[impress])
と考えると、ワイヤレスタイプを今買ってもいいかな…と思ったところです。
キッチンで使うから防滴だといいんだけどなぁ。
<あとから一言>
ガラケーも減り、カーナビでもフルセグになり、画質の悪いワンセグはすでにピークを過ぎてしまってる。使ってる人少なそう。
そんな放送続ける意味はあるのかい?と思うものの、音声だけ聞くという用途なら、十分に存在意義はあるのかもしれない。
最近ワンセグを見ていないけれど、イメージでは「シャリシャリー」っていうノイズが多かったような(ガラケーの小さいスピーカーのせい?)。
言葉が聞こえれば画質が多少ポンコツでもいい。音質だけでも、もうちょっと聞き取りやすいようになるといいのだけど。