iPhoneで頭がいっぱいシリーズ。auに乗り換えるとどうなっちゃうか、一応考えてみます。
1. これまで無料通話できたiPhoneとの間で通話料が発生してしまう。
iPhoneだとFaceTimeなら、通信料の中で通話できちゃうかなと(しかもこちらは24時間)。あとはSkype、Viber。SMSにも送信料が発生してしまうけど(3円)、iOS5に含まれるiMessageを使うことで通信料の範囲内。もちろん、Softbankの普通の携帯との間には適用できないので、別の手段を考えるしかない(auでなくとも、SoftbankのiPhoneに乗り換えてもらったりするだけでも広がる)。
2. CDMA版は通話と通信が同時使用できない。
通話中に地図を確認したりする…ということがau版では不可能というのが、au版(というよりCDMA版)を選んではいけない理由…とされてますが、自分の場合はそういうことが少なかった。通話中にメールチェックなどで通信を使ったのは2回ぐらいしかない…。バックグラウンドでダウンロードを継続できる…と言っても、3Gで通話中もWiFiの切断は起こらないので、WiFi利用中にしか重いダウンロードはしない場合、不便はないかなと。意識しないんじゃないかと。あ、自宅に無線LANがない場合は別ですが。
3. 維持費用は高くなる
自分の場合…。
Softbank | au | |
基本料 | ホワイトプラン 980円 |
プランZ or プランSS(悩んでる) 980円 |
ネット基本料 | S!ベーシック 315円 |
IS NET 315円 |
パケット通信料 | パケットし放題 4,410円 |
ISフラット 4,980円 (2年後は5,460円に戻る) |
割引 | -1,920円 ※パケットし放題以外にすると減額(?) |
-2,140円 ※ISフラット以外のプランでは適用されない(?) |
通話料 | Softbank同士は1〜21時まで無料 無料通話料はなし※これまではうっかり21時〜1時に突入してしまった分の通話料が掛かってしまうことがあった。 |
au同士は1〜21時まで無料 プランSSなら1,000円分の通話料※auの携帯電話を別に持っているので、通話はそちらに一元化する予定。プランSSで分け合いをすれば有効に使えるかも? |
合計 | 3,785円 | 4,135円 |
今よりもトータル350円/月増えることになります。家族以外のau電話に掛けることが多いならプランZですが、そうでもないのならプランSSでもよさそう。1,000円の無料通話分はそれなりに使えます(※ISフラットに加入している限りはパケット通信には充当されません)。
iPhoneでは通話(厳密には掛けない)しまへんということならば、auのプランFシンプル(au間無料通話なし、無料通話1,000円分もなし)にすると200円安くなり、Softbankとの差は150円まで縮みます。
さて、その150円分のメリットをauが出せるかどうか。電波が800MHzを持ってるというアドバンテージはあるものの、エリアは広いかどうかも未知。そしてEZwebがダメな時代を経験している自分にはレスポンスが心配なところ。これは実際に使ってテストするしかなさそう。
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さて、auにMNPされまいと、Softbankが打ち出してくる施策が、気になります。
- iPhone 3G/3GSユーザーで、分割金が残っている人は毎月割を継続される(通常機種変では毎月割が終了して残金の負担が残る)。分割金が終わっている、一括で払った人は、一律6,000円を割り引き(毎月1,000円で6ヶ月)[無償機種変更キャンペーン]
- iPad 2の通信料が最低0円になるキャンペーン(但し、100MB以上は通信料がかかる)
これで、さらに得する人がいそうです。自分は6,000円を諦めなくてはなりません(その上、解除金も払う(^^;))。
ただ、後者はiPadがただでもらえるわけではなく、3G通信をすればちょっと使うだけですぐに上限に達するため、0円に期待は禁物。分割金は割り引かれないので1,860〜4,980円はかかってしまうってことに。うーん、さすがに余計な出費だ。
しかし、auは次々に打ち出されるSoftbankの施策には対抗せず、いまのところ静かです。連休だから「戦略決定機関」が止まってるだけかもしれませんが。
例えば、CDMAでは通話と通信を同時に行えないのを逆手に取って、小型の通話専用端末を無償で提供なんてことをしないかな、と勝手に思ってますが、いまのところそういうのもなさそう。そういうことをしないのがau…。
auの既存客には厳しい状態が続いていて、新規客を増やしても、それ以上に既存客は逃げていくという状況が続いてるようで。WiMAXやAndroid、そしてiPhoneという機種の魅力で、少しは歯止めが掛かるでしょうけども、既存客の「損してる感」がなくならないと、大幅な増加に転じるまでにはいかないのかも。
かといって、Softbankのように、損して客取れで、結果的に通信環境が混み合い、増強も遅れるのも、また考え物で。都市部に重点的にエリアを充実させるのは合理的なんだけど、通信速度は遅くとも、つながるエリアはもう少し広がって欲しいかも。
自分はau iPhoneの人柱として、いろいろ調べてみようかなと思ってます。au iPhoneが「いいね!」ってことなら、家族の中でキャリア大移動が再び起こるかもしれません。